D.Gray-man


『呪いの証に負けないと、何度も呟く。』





彼の目は片側が呪われたもの


マナという彼の養父が彼に呪いを刻み込んだ証。


それでもマナになんかアレンをやれない。
死者を愚弄するつもりなんてないけど、アレンは生きているんだから。


「諦めない」
「何がですか?」
「・・・アレン?」

 一人宣言した先にいたのはその対象人物の少年。
 白い艶髪を揺らしながらラビに近づいてくる。

「ん。大事なものを」
「・・・そうですか」

 アレンは聡いのか鈍いのかそれ以上追及してはこない。ラビはちょっとだけそれが悔しいかな、アレンをじぃっと見つめてしまう。

「なんですか?」
 その視線の意味を感じ取って、アレンは顎を引いた。まるでそれが拒否とも思える仕草だと思えて、ラビは一層身を乗り出しその腕を掴んで引き寄せた。アレンから短い悲鳴が上がったが気にしない。その体を腕の中に閉じ込めて、『マナ』ごと閉じ込めて、離さないというようにアレンを抱きしめた。



「俺は負けないから」



 アレンはその言葉に何も返さなかった。
 返せなかった。


精神的にラビ→アレンぽいのもスキです。

 

 

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