D.Gray-man


アナタと僕の距離(10)




 True End





 アクマとの戦闘で光に包まれた後。目を開けばそこは見覚えのある教団内の医務室。というか病室なのは横にもベッドが並んでいた事で知った。
 まだ肉体の感覚が戻ってこないが、覗き込んでいる少女の顔に安堵が広がった。
 お見舞いに来た所だったのか、その胸に花を抱えていた。
「アレン君!?」
「・・・リナリー・・・ああ、僕」
 幸い。アレンの身体は無事だった。
 なんとなく身体は重いが。長く精神体が離れていた所為だと思うことにした。
「ばかっっ!いっぱい心配したんだからね!途中何度かアレン君の身体は消えかかるし、兄さんにも原因わからないって言われるし!」
 涙をいっぱい瞼に溜めて、弟を叱る姉のリナリーに、アレンは本当に戻って来た事を実感した。瞼から透明な液体をいくつも取りこぼして、嬉しさにリナリーは泣き続けた。

 アクマが消える瞬間は見届けた。後はラビと神田の戻りを待つだけだ。
 アレンが倒したのがその「アクマの本体」だったならば、ラビの推測どおり復活しかりそめの命を与えられた他のアクマ達が消えて、二人は晴れて任務完了となる。

「リナリー、心配かけてすみませんでした。リナリーの言う通り、ラビと神田は無事でしたし」
「・・・えっ?」
 何を言っているの?アレン君、とリナリーは泣いていたのを忘れた表情でアレンを見つめた。
「ごめんなさい。ちょっと疲れたので少し眠ります・・・ラビが戻ったら起して貰えると嬉しいで・・・す」
 リナリーの見守る中、アレンは溶け込むように睡魔に身を任せてしまった。
「ちょっアレン君?何?何なの?」
 また眠っちゃうの?

 リナリーの叫びもアレンには心地よい子守唄となって、アレンは今度こそ安心しきった表情で眠りについた。
「アレン〜ただいま戻ったさー!」
 その声が聞こえるのももうすぐ。




 




 終り
 
 

 

たまにはハートフルw(ぇ?)

 

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