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このお話は全くパラレルです。 ラビがブックマンの後継ぎということとマナの死後の話という根拠的な根っこはかわりませんが 一部設定を弄ってます。 それでも宜しければ下へぐるんっとスクロールして読んで下さい。
傾向はラビアレ。これに限ります。 が時にアレンはアイドル状態になるかも予想が知れません
本当に宜しければずいずいっとスクロールお願いします。
ちなみに。
あらすじはこんなものです
アレン(♀)は12歳の時、マナ(義父)を亡くしてブックマンの世話になる。
クロス・マリアンはマナの知人という設定。
ブックマンには跡継ぎとしてのラビがいるが、アレンに一目惚れをし、またアレンは生活の為にブックマンの館でメイドとして働くことになった。(ありがちネタ)
ラビ「なあアレン、いつになったら名前で呼んでくれるさ?」
アレン「駄目ですよ。坊ちゃまは坊ちゃまです。お名前でおよびすることなんて出来ません」
いつかこんな会話が出てくるかも?
始めはラビ→アレンではありますが恋の行方はいかほどに?
その天使に魂の救済を
アレンは墓の前でひたすら泣いて泣いて、身体の水分を全て出し尽くしてもまだ足りない程泣いていた。もう動く気力も体力も無くて、雪の降る中だというのにも関わらず、アレンは墓の下に眠っているマナを想い、もう一度会いたいとさえ願っていた。
マナはアレンの全てだったから。
物心が就く前にアレンは実の親に捨てられて、気付いたらマナと言う義父の元に保護されていた。だからアレンという名前が本当のものだったかどうかも実は知らない。
それよりも自分よりも大事だったのはマナだった。
だから今「マナ」という存在を亡くしてアレンはこれからどうすればいいのか分からなくなった。
「うぇっ…マナぁ…」
思い出すのはマナとの楽しい日々。貧しかったけれど幸せだった。
こんな自分に人並みの幸せをくれた最愛の人。
出来ることなら一緒に行きたかった。
どこまでも。
たとえ死後の世界だって。
「そうだ…一緒に行けば…」
マナに会える。
アレンはふらりと立ち上がり、墓地の外へ向かって歩きはじめた。ずっと泣き続けて思考が正常でなかったのは仕方がないのかもしれない。
墓地は高い丘の上にあり、登れば急な崖に行き当たる。
アレンは丘の先に立ち、下を見下ろした。
ここから落ちればマナの元へ行けるだろうか?そんなことを考えながら吹き上げる風を身に受けていた。空からは依然として雪が降り続けている。地上は雪で覆い尽くされている。
「そんな所から落ちても良い事なんて一つもないぞ?」
「…誰?」
そこへ掛かる声に振り向けば燃える炎の色を髪に宿した大きな男が立っていた。何故か右顔面に仮面をつけているのが印象深い。
傍を飛び回る金色の浮遊物がアレンの視界にも映り込んだが、今の少女にとってはどうでも良いことだった。
「…落ちるつもりか?」
彼はアレンの問いかけにも答えず、聞き返す。
「貴方には関係ありません…僕はマナの所へ行くんだから」
「自殺した奴はそこへは行けないぞ?」
「…貴方には関係ない…放っておいて下さい」
とにかく。今のアレンにとってマナの所へ行くのが一番のことで。
それ以外はどうでも良い事だった。
彼の言葉が真実だろうと嘘だろうと。アレンには届かなかった。
「…ティム」
赤い髪の彼は、アレンの様子がおかしいことに気付いて、傍を飛んでいた金色の生き物らしい「モノ」の名前を呼んだ。
アレンはもう彼を見ていなかった。ただ崖の端に足をかけて今にも落ちる寸前。
ふわり。
アレンの身体を辛うじて受け止めたのは金色の浮遊物体。
「よくやった、ティム」
どうみても子供を受け止めるには小さな「モノ」だったけれど、その金色のは確かに崖から身を落としたアレンを受け止めて丘の上に戻した。
「気を失ったか…まあその方が面倒がないだろう」
赤い髪の彼は気を失ったままのアレンを肩に担ぎ、どこかへを歩き出した。
終り→1へ
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